診療内容
外科
外科:院長寺澤利昭副院長小林正治
1外傷・怪我
- 剥離創
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高齢者では皮膚が弱く薄くなり、少し当たっただけで皮膚が大きく剝がれてしまいます。薄く残っている皮膚を、丹念に伸ばし傷に合わせると、ぴったり合います。これをステリーテープで固定するとおおむね1週間で生着し、傷痕がほとんど残らないで治ります。
- 切り傷
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切り傷も麻酔や縫合を避け、できる限りステリーテープで皮膚をしっかり固定する方法で治療します。これにより痛みもなく、縫合の痕が残らないように努めています。
- 頭の切り傷
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浅い小さい傷であれば、傷をはさんだ髪を引き寄せ、皮膚を合わせ医療用アロンアルフアで髪を接着します。翌日からそっと洗髪しても良く、1週ごろには治癒を見込めます。
2巻き爪
- 巻き爪
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巻き爪で再発を繰り返す時はフェノール法で根治術をします。
趾の根本に局所麻酔をして、爪の曲がっている所を根本まで切除し、爪床をフェノールで塗布して、爪が再生しないようにします。2週間ほどで傷が乾けば終了です。
マチワイヤーで矯正する方法も行っています。これは自費治療となります。
3いぼ
- いぼ
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いぼ(尋常性疣贅)はヒトパピローマウイルスに感染してできます。
液体窒素で凍結します。凍結していぼの部分に凍傷を起こし、壊死させ、その部分が脱落することで治ります。凍傷、壊死させるには凍結、融解を3回ほど繰り返します。壊死しない程度の凍結を繰り返しても、なかなか治らないと考えます。
当院では、通常1回の治療で壊死させることを方針としています。
整形外科
整形外科:院長寺澤利昭副院長小林正治
1ぎっくり腰・腰痛
- 腰痛症 ぎっくり腰
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腰痛症、ぎっくり腰の多くは原因不明といわれています。 画像で診断できるものには、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎圧迫骨折などがあります。 画像で写らなくても、つぎのような疾患があり、病歴、問診、診察によって診断、治療できる場合も多くあります。
- 仙腸関節障害
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ぎっくり腰の多くは、この可能性があります。ちょっとした動作でギクッとなり、激しい痛みでうごけなくなります。仙腸関節のわずかな「ずれ」により関節後方の靭帯が過緊張して痛みをおこします。鼡径部や大腿にも痛みが走り、ヘルニアと似た症状となることもあります。長引く痛みの原因ともなります。 治療は仙腸関節の後方の靭帯に局所麻酔剤を注射することで劇的に改善することもあります。
- 上殿皮神経痛
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骨盤の後の骨(腸骨)に、上殿皮神経が筋膜の下をくぐり皮下に出るところで、神経が締め付けられ痛みを起こすといわれています。 下肢の痛みをともなうことが多く、ヘルニアのように思われるときもあります。その部分を押さえると痛みがあり、そこへ局所麻酔剤を注射すると、劇的に改善することもあります。
- 中殿皮神経痛
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仙骨の下の方で、仙腸関節の靭帯から中殿皮神経がでるところで神経痛を起こすことがあります。そこを押さえると痛みがあり、麻酔薬の注射で、痛みが軽くなります。
- 梨状筋症候群
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仙骨から大腿骨にかけて梨状筋があり、この筋肉が坐骨神経を圧迫して、おしりや下肢に痛みをおこします。これも局所麻酔剤を注射すると、痛みが軽減することがあります。
- 脊椎圧迫骨折
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しりもちをついたり、思いものを持ち上げたとき、ギクッとして痛んだ時は 圧迫骨折を考えます。
2足関節捻挫 テーピング治療方法
- テーピング治療方法
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足を内返しに捻じって、足首が腫れ、痛みで歩行が困難となります。靭帯が傷ついた状態で、骨折していることもあります。靭帯損傷や骨折は5つの所が傷つく場合が多く注意すべき所です。
- 1. 前距腓靭帯
- 2. 踵腓靭帯
- 3. 二分靭帯
- 4. 第5中足骨基部の骨折
- 5. 腓骨遠位部の骨折
靭帯の損傷がひどく、関節が大きくゆるんでいるときは手術が必要なときもあります。大部分の患者さんは、テーピングで対応できます。4、5、の骨折があってもテーピング治療で早期に歩行でき、リハビリも必要なくギプス固定による骨委縮も予防できます。
捻挫の応急処置について
★RICEをすぐに行う
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R(Rest)局所の安静
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I(Ice)冷却
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C(Compression)圧迫
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E(Elevation)挙上
神経内科
神経内科:非常勤医師湯浅智子(愛知医科大学付属病院神経内科医師)
1認知症
2脳卒中
3パーキンソン病
4頭痛
5てんかん
6顔面眼瞼けいれん
7自己免疫疾患(重症筋無力症、多発性硬化症など)
形成外科
形成外科:非常勤医師山本健登 吉澤英聖(愛知医科大学付属病院医師)
傷跡を目立ちにくくするよう心掛けています。
春日井市健診
春日井市健診:院長寺澤利昭副院長小林正治
施設・設備紹介
診療室
当院では診察室を3部屋ご用意しております。
受付の横に診察室を設置しており、患者様の移動距離をなるべく短くしてお身体の不自由な方の負担を軽減しています。患者様に寄り添った治療を行えるように、丁寧でわかりやすい説明を心掛けます。診察後は正確な治療を行えるよう、適切な治療方針をお伝えします。
処置室
処置室には、診察用ベットを数台ご用意しております。
患者様の状態・採血の結果や疾患によっては、点滴治療を行います。
診察時にご気分が悪くなったりしたときもこちらでお休みいただけます。遠慮なくお申し出ください。
CT(内臓脂肪量の計測も可能)
当院では、16断面を一度に撮影できる「高速16列マルチスライスCT」を導入しています。
従来のCT撮影に比べると、撮影時間が大幅に短縮でき、患者様の負担軽減にもなります。
エコー
超音波をあてて体内の臓器や血管の流れる様子を画像で映し出してくれる治療機器で、使用することで短い時間で多くの情報を効率的に知ることができます。
痛みもなく安全な検査と言われており、レントゲンでは確認できない骨折や筋断裂等の診断に使用します。
X-P(レントゲン)
1回の撮影は一瞬で終わりますが、何度か方向を変えて撮影させて頂く場合もあります。適切な写真を撮影するため、検査を担当する放射線技師にご協力ください。
フォルム(血圧脈波検査)
ホルター心電図