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リハビリの効果(※3,4)

FIMデータ
疾患別 入院時FIM運動項目合計点数(n=373) 運動項目 認知項目
平均値 標準偏差 平均値 標準偏差
脳血管疾患
(高次脳機能障害なし)
43.8 ±22.0 23.1 ±9.2
脳血管疾患
(高次脳機能障害あり)
36.6 ±22.9 17.2 ±9.1
運動器疾患+廃用症候群 49.4 ±17.1 24.3 ±8.1
疾患別 退院時FIM運動項目合計点数(n=373) 平均値 標準偏差
脳血管疾患
(高次脳機能障害なし)
64.6 ±28.0
脳血管疾患
(高次脳機能障害あり)
53.5 ±30.5
運動器疾患+廃用症候群 65.6 ±23.6
疾患別 入院時FIM運動項目 割合
疾患別 入院時FIM運動項目点数ごとのFIM利得
職員配置
100床あたりの職員数(人) 当院 全国平均
理学療法士 35.71 15.81
作業療法士 23.81 8.93
言語聴覚士 12.86 3.64
医療ソーシャルワーカー 7.14 2.13
管理栄養士 3.57 1.77

(全国平均の引用元:回復期リハビリテーション病棟の現状と課題に関する調査報告書2018年版)

当院では充実した職員配置に力を注いでおり、リハビリ職は勿論のこと、医療ソーシャルワーカーや管理栄養士も全国平均を大きく上回る数の職員を配置しております。

リハビリ職においては、理学療法士・作業療法士だけでなく、言語聴覚士の在籍が多く、
脳卒中に特化した職員配置をとっております。

医療ソーシャルワーカーは、患者様の退院後の生活や、各種社会制度のご案内を迅速かつ円滑に行えるよう多数配置しております。

管理栄養士は、各病棟に1名専従配置+1名在籍しており、リハビリテーション栄養に力を入れております。

※1.基本データの対象患者様
2018年~2019年に当院を退院された患者様(779例)のうち、欠損データがあった58例を除いた721例を対象としております。
※2. 疾患の名称に関して
(脳血管疾患)とは、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血、その他神経難病などを指します。
(運動器疾患)とは、大腿骨頸部骨折・腰椎圧迫骨折などを指します。
(廃用症候群)とは、肺炎などにより身体機能が低下したことを指します。
※3.FIMデータの対象患者様
2019年に当院を退院された患者様(382例)のうち欠損データがあった9例を除いた373例を対象としております。
※4.FIMとは
日常的な基本動作がどの程度、自分で行えるかを評価するものです。全18項目に分けられており、その内、13項目が運動項目、5項目が認知項目です。運動項目は、食事や移動などの生活上の動作のことを指し、認知項目は、記憶やコミュニケーションなどが含まれています。